*** カメラ談義 ***  


かつては、山を愛し、その雄姿を写真にしようと大型カメラを担ぎ、暇さえあれば山を歩いていた
やがて山からは遠ざかり、里の風景やスタジオ写真を手掛けるようにもなり、使用機材も移り変った
デジタル時代になった現在は面白さが半減し、我が趣味も写真から工作へと次第に移行していった
今一度、かつての思い出の機器の記録を引っ張りだして、古の姿を振返って見ます


 
  -1- マスターテヒニカ45・・・     
まだ十分に元気が有った頃山岳写真に憧れ、暇を見付けてはその道のプロについて写真を撮っていた。
機材も、同様の物を真似たのが始まりで、数本のレンズと大きな三脚は肩に食い込む重量である。
光線のある間はカメラを構え、疲れて山小屋に入っても、翌日のフィルムの詰替え作業がある。
このカメラには、大変な労力を使いながらも、写真を楽しんだ頃の思い出が沢山残っている。
 

 
  -2- トプコンホースマンVH・・・     
やがて重量にも耐えられなくなり、少しでも軽く・イージーな撮影を心がけるようになった頃、このロールフィルム対応の6x9判を持った。
フィルムの粒子も良くなり、この大きさでの大判焼付も、十分に可能で、撮影の枚数も気にする事無く、沢山のシャッターを切ったものです。

 
  -3- CONTAX-139Q ・・・      
初代RTSのサブ機として持っていた。大判時代にも、目線を変えた足元の小さい風景を撮るには、35mmが欲しかった。
Carl Zeiss レンズの味に惚れて、コンタックスを愛用し、ヤシカが手掛ける日本製のカメラであったが、やがてキョウセラに委譲され、今では既に過去の幻となった。
重量感のあるZeissレンズを、25mm〜135mmまでを揃え、全てを持ち歩くのは結構苦痛ではあったが・・・
残念ながらNシステムに移行する際、大半を手放したが、なぜか当機とTESSAR45mmは手元に残っている。

 
  -4- LELCA-M6 ・・・     
レンジファインダーの代表機とも云えるM-6は、Zeissとはまた違った別の味が楽しめた。西ドイツの作り出した名品中の名品である。
Mマウントレンズは、28,50,90,135mmを揃え、旅の友として常に持ち歩き、味のある楽しいカメラである。

 
  -5- Voigtlander Bessa-T  ・・・      
ファインダーを持たない当機はMマウントを備え、アダプターを介してスクリューマウントレンズの、Super Wide Heliar 15mmやCOLOR SKOPAR 21mmと言う超ワイドレンズを使っていた。その視界は、日常を離れた別世界を楽しませてくれた。

 
  -6- Canon EOS Kiss ・・・     
折からのカメラブームに、量販大衆機のこのカメラで、ズームレンズのイージーさを楽しんでみようと購入した。
使ってみると、便利すぎて何か頼りなささえ感じさせる程、便利なフル・オート・カメラであった。

 
  -7- Hasselblad ・・・     
従来の大型カメラを卒業して、この中型機に乗り換えた。スウェーデンの生んだ、システムカメラの名機である。
フィルムの粒子も格段に進歩し、4'x5'などの大判の必要性も少なくなったからであった。しかし、当初は、アオリが無いじれったさも感じたが、やがては便利さが優先し、メインの座となった。
使用した機種は、500CMと201Fであるが、201Fはフォーカルプレンシャッターが付き、スタジオ用としてF玉の使用が出来た。

 
  -8- PME-51 ・・・      
このカメラには、平均測光ではあったが、ビュー式の露出計を組込んだファインダーがあった。
通常撮影の測光には、ほとんどの満足な計測が出来、暗幕を被らなくても見えるファインダーは重宝した。

 
  -9- 各種露出計 ・・・     
大型機では、欠かせなかった単独露出計。精密測光用のスッポット機、旅の携帯にビュー測光機、・スタジオのフラッシュ測光用の入射測光機と、各種を場面に合わせて使い分けていた。
 

 
  -10- ポラロイド ・・・      
肉眼では、検証できないストロボ照明。スタジオでの撮影を取扱っていた頃、ポートレートの陰影確認には欠かすことが出来なかったのが、このポラドイドパック。
大切な記念撮影には、念には念を入れ、絶対に失敗は許されなかった。当時を懐かしく思い出す。

 
  -11- システム一式 ・・・     
このカメラは、長年我が写真撮影のメインの座を守ってくれたセットである。
気付けば、50mm・80mm・120mmマクロ・150mm・180mm・250mm・500mmと7本を揃え持つ事になっていたが、車での移動が主体であったので苦にはならず、適宜使い分けていた。
手放すことの出来なくなった、一生の財産である。

 
  -12- リコー DC-4T ・・・
コンパクトデジタルカメラの出現。デジタルカメラの入門機であった。DC-4Tと言う型番で、1998年頃の発売であった。
レンズ部が回転し、色々なアングルに対応できると言う歌い文句。
しかし、当時の技術では、単なるメモ程度で、残念ながら実用と迄はいかなっかた。

 
  -13- オリンパス C-3030 ・・・
2000年に発売となった、オリンパス・CAMEDIA-C-3030ZOOMである。300万画素超クラス高画質デジタルカメラと言ううたい文句で登場。
数年で、確かな進歩がみえた。当時始めたWeb用にと買った。手軽で、良い機械であり、今でも時々使っている現役機である。

 
  -14- コンタックス N-1  ・・・     
キョウセラになったコンタックスは、ズームレンズを持つNシステムに移行した。35mmながら、かなり大型のボディーである。
やがては、デジタルへと移行が、目に見えてきた。24〜85mmと70〜300mmのバリオズーム2本を購入し、旧システムは手放した。

 
  -15- スキャナー ・・・      
パソコンも、CPUとプリンターの目覚しい発展をとげ、フィルムをデジタル化してプリントする時代に入った。
35mmスキャナーは既に出回っていたが、6x9用は初めてであった。結構高価だったが、従来の暗室作業が明室で出来るのは嬉しかった。
この頃から、写真の中心はデジタル時代に突入し、試行錯誤の連続ながら、何とか時代について行こうと懸命に頑張った。

 
  -16- *Kiss-Digital ・・・     
一眼デジタルカメラの始まりである。600万画素ではあったが、半切程度のプリントには十分なサイズである。
但し、APSサイズという事で、奥行き感やソフト描写には、多少レンズ的に無理を感じた。

 
  -17- コンタックス N-Digital ・・・      
とうとう出た、世界初のフイルムサイズのデジタル一眼レフ。とても高価ではあったが、フルサイズCCDのデジタルカメラ、とうとう購入に至ったが、満足と不満は半々であった。
Zeissの味は十分だったが、長時間露光・暗い被写体のノイズと、電池の消耗は意外であった。
長期の撮影には、沢山の電池を持ち歩く不便さには閉口。これが後日、キョウセラカメラの命取りになるとは・・・

 
  -18- Canonムービー DC-20 ・・・     
それまでは、テープでの録画が主体であったが、DVDに直接書き込むので、画期的に思えた。
海外での動画を記録しようと、購入しビデオ撮影の入門であり、編集等の勉強が大変であった記憶が残っている。
たが、やがてはHi-vision動画へと移り代わり、今では出番を失っている。
 

 
  -19- キャノン EOS 5-D ・・・     
キャノンから発売された普及型フルサイズ・デジタル。感光素子がCMOSなので、電池の持ちとノイズが少ないのは、Kiss-Dで実証されていた。 N-Digitalには、不満も結構あったので、レンズ2本を含めて早速乗り換える事にした。
製造中止になったN-Digitalにはマニヤも多く、高値がついていたので、この際迷わず手放すことにした。

 
  -20- サンヨームービー ・・・      
FullHighvisionの撮れる小型機である。静止画も取れたが、その精度は頂けない。
Videoは問題なくきれいであるが、編集ソフトやブルーレイへの書き込み等を含め、パソコンのスペックも追いつけず、リプレースまで迫られた。

 
  -21- パナソニック TZ-7・・・     
Pansonic-Lumix-TZ-7である。Leica認証のVario Elmarレンズがついていると言う事で、欲しくなった。
既に、コンパクトデジカメも実用には十分間に合い、四つ切程度なら何の不自由も無く見られる時代に来た。
おまけに、Fullではないが1280x720のハイビジョン動画も撮れる優れもの。

 
  -22- Sony DSC-HX5・・・     
Cyber-shot DSC-HX5と言う機種。もう、カメラ道楽は卒業しようと思ってはいたが、ウインドウで見かけて、衝動買い・・
静止画は10.2M、一振りで撮れる270度パノラマ写真、その上Full-HD動画も撮れる。身軽な旅には最適なカメラ。現在のメイン的存在にもなっっている。
 

 
  -23- Lumix FZ150・・・     
カメラ道楽は卒業したはずだったが、いつまでたっても病気は完治せず、すっかりコンデジファンになってしまった今日、軽量Body(電池込みで528g)とバリアングル液晶に魅せられ、またもや衝動買い・・
静止画12.1M、Full-HD動画(AVCHD-60P)、25〜600mmズーム、バリアングル液晶と盛り沢山のスペックに加え、60コマ/秒の高速静止画撮影、RAW画像記録(Photoshop-5で現像可能であった)もOK。
PLフィルターや電池のスペアも一緒に、我おもちゃ箱に仲間入りした。
 

 
  -24- Nikon Coolpix S6600・・・     
まだまだ止まらぬ、コンデジ道楽・・ 小型のバリアングル液晶の魅力で購入。
静止画16M、Full-HD動画(H.264/MPEG-4AV)、ズームは25〜300mm、バリアングル液晶。
小型ボディーに盛り込んだ多機能は、先のCyber-shotとLumixを合わせ持った感じである。
スペア電池と共に、またまたおもちゃ箱に・・・
 

 
  -25- Canon EOS Kiss X7・・・     
旅の友に使っていた[Lumix FZ150]をどこかでなくしてしまったので、仕方なく(?)代替機が必要になった。
条件を、軽量・小型・レンズ交換可とし、[Kiss X7]を選択し
18-55mm/STMと55-250mm/STMのレンズを組合せた。
Canonなら、本体が重いので眠っているSystemの資源が有効利用出来ると云う事で、またまた仲間入りした。
液晶はバリアングルでは無いが、初心者向けの超小型・軽量機で、HD動画撮影もマニュアル操作も可能な点を買った。
 

 
  -26- EOS7DとEF300mm+1.4x・・・     
Kiss7で野鳥撮りを始めたが物足りず、どうしても欲しくなり新しく仲間入りしたEOS-7Dと望遠レンズ。
少しでも軽量化をと考え、EF300MMにEF1.4xコンバーターを加える事で、高速連写と超望遠効果(実質=670mm)を狙う。
巷の風評通りで、今更野鳥撮影には踏み込まない方が良かったのかと、反省もしているが・・・
 

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